薔薇のお手入れについて
植え方と用土はどうすれば良いか
春の新苗は4号ポットですのでポットのままかもしくは4号鉢へはめ込んで一度花を楽しんでください。その後剪定しまして6号鉢へ早めに植え替えをしてください。用土は薔薇用として売られているものやそれに近いものをご使用ください。スリット鉢でしたら用土はそのまま入れて、それ以外の鉢でしたら水はけを良くするため底石を敷いて用土を入れましょう。元肥が入っている用土が良いです、夏に一花咲きましたらその後剪定を再度して秋の薔薇を楽しみましょう。(一季咲きや四季咲き等で花は異なります。)12月から2月頃の中苗くらいでしたら気にしなくてもよいですが、樹勢に勢いのある春から秋は根を崩さないほうが懸命です。木が弱っている場合には速攻性の栄養剤がよいですが基本は最初の花が咲いた後と夏頃には遅効性の肥料を与えてください。
剪定のタイミングは?
花が終わったら剪定です。最初の一年はこれを繰り返し株を育てましょう。カットする位置は根本の継ぎ目から15cmくらいで良いかと思います。更に枝数が増えてボリュームが段階的に増えていきます。来年はしっかりした株をもとに地植えするか鉢植えで行くかで多少ことなりますが。適度な位置で剪定しながら樹形を好みにしていきましょう。
病気や害虫には?
有名なところではうどんこ病や黒星病ですね。種類によって耐性が異なるので購入される品種ごとに強度をチェックしそれに合わせて葉全体に薬剤を散布してあげてください。市販のもので十分です。予防として普段から葉にあまり水をかけずに株元に散水をするようにしましょう。風通しのよい環境を準備してくださいね。害虫も同様に日頃の観察からそれに合う薬剤にて対処してください
癌腫病について
極稀に株の根元に癌腫病といって瘤ができてしまうことがあります。薔薇では時折起こることですが、そのままですと栄養がそこに取られ生育に悪影響を与えます。初期は大変やわらかいですから園芸鋏等で取り除いてください。サクッと取れる部分ですので木本体との境目がわかりやすいと思います。取れる範囲削ぎ落としましたら自己再生してその後は丈夫に育ちます。なお使用したハサミはよく洗って消毒してください。